2024.07.22

「カレーパングランプリ」三年連続金賞受賞のカレーパンが、ご自宅で手軽に味わえます!!

地元愛媛県新居浜市の発展の基礎となった「別子銅山」の称号を冠した四国を代表する老舗菓子メーカー、株式会社別子飴本舗 代表取締役社長 越智秀司さんに、商品にかける思いやエピソードを語っていただきました。

2024年6月21日(金)放送 「『22_Ehime』モノ・がたり」より抜粋、編集
聞き手 南海放送ラジオ「Tips」プレゼンター 寺尾 英子

今回お話を聞いた方
株式会社別子飴本舗 代表取締役社長
越智 秀司さん
Hideshi Ochi
株式会社別子飴本舗は1868年(明治元年)創業。代表商品の別子飴をはじめ、里芋「伊予美人」を揚げた「ポリポーリ」や和の要素とチーズケーキの絶妙な融合「和・チーズケーキ~ぷれーん~」、こだわりの厳選された米油でカラッと揚げたカレーパン「カリットカリー」など新たな商品づくりにも力を入れている。
株式会社別子飴本舗は1868年(明治元年)創業。代表商品の別子飴をはじめ、里芋「伊予美人」を揚げた「ポリポーリ」や和の要素とチーズケーキの絶妙な融合「和・チーズケーキ~ぷれーん~」、こだわりの厳選された米油でカラッと揚げたカレーパン「カリットカリー」など新たな商品づくりにも力を入れている。
寺尾  子供の頃からお世話になっております。別子飴本舗さんは、1868年創業という新居浜市の老舗菓子店でいらっしゃいますが、会社についてご紹介ください。

越智  弊社は明治元年、新居浜市で飴屋としてスタートしました。今年で156年目になりますが、昭和に入って現在の別子飴ができ、昭和12年に商標登録を取得してから約90年になります。ただ、令和2年からの新型コロナによる社会の激変で弊社も主力のお土産品が全く売れなくなったわけです。

寺尾  私は隣町の土居というところで育ったものですから、家には必ず別子飴の黄色い箱があって、私にとっては子供の頃から馴染みがある別子飴本舗さんですが、コロナ禍という全国的に大変な時期を乗り越えられる中で、様々な新しい商品を開発され、常にチャレンジャーなイメージがあります。
越智  その土居町特産の伊予美人という里芋を揚げた「ポリポーリ」という商品を東京方面に向けて売り出すつもりで、東京オリンピックの前の年の2019年に新しい製造ラインを作って大型フライヤーも購入しました。そして東京方面からも注文いただいたのですが、その矢先にコロナ禍で全てキャンセルになってしまったのですね。

寺尾  それは厳しい状況でしたね。

越智  そこでその大型フライヤーの利用頻度を上げるために、から揚げ、かき揚げ、コロッケといろいろな新商品を考えたのですが、最終的にカレーパンになりました。

寺尾  コロナ禍がなければカレーパン生まれなかったのですね。

越智  はい。カレーパンは全く生まれていないと思います。めぐり合わせですね。今ではもちろんありがたいのですが、その時は本当に必死です。コロナ禍でモノが売れない時期に何をいかにして売るかを考え、そこに天の声じゃないですが、カレーパンにたどり着きました。
寺尾  ただ新しいものを追求したというよりは、コロナ禍でのご苦労があってのヒット商品なわけですね。

越智  そうですね。今考えるとまったくその通りです。

寺尾  22_Ehimeでもそのカレーパン「カリットカリー」を出品頂いてますね。ご紹介します。商品名「カリットカリー9個詰め合わせ(甘とろ豚・じゃこ天・瀬戸内レモン香るチーズ各3個)」消費税送料込みで5,500円、クール便でのお届けです。私もいただいたのですが、3種類あって、それぞれに特徴がありますね。

越智  ありがとうございます。

寺尾  「瀬戸内レモン香るチーズ」のカレーパンは、チーズがクセになりますし、ふわっと香るレモンの香りが素晴らしいです。それから「甘とろ豚」のカレーパンは、ゴロリとした角煮のような甘とろ豚が入っていて、とてもインパクトがあると思いました。
越智  男性の一番人気は「甘とろ豚」で、女性は「瀬戸内レモン香るチーズ」ですね。それからやはり愛媛ですから、「じゃこ天」は県外ですごく人気があります。

寺尾  その3種類がそれぞれ3個ずつの詰め合わせで計9個をクール便でお届けしています。
 改めてご紹介します。「カリットカリー甘とろ豚」は愛媛県産はだか麦で飼育されたブランド豚の甘とろ豚が入っていて、「カリットカリーじゃこ天」は愛媛県宇和島市津島町の手押しじゃこ天とカマンベールチーズ風濃厚チーズクリーム、「カリットカリー瀬戸内レモン香るチーズ」はナチュラルチーズ風の超濃厚チーズクリームで、いずれも米油で揚げたもっちりカリカリのカレーパンです。
 お召し上がり方は、凍ったままの本品の袋に切り込みを入れてカレーパンをレンジでおよそ2分加熱、その後トースターでおよそ1分焼くだけで、熱々でカリッとした食感になります。朝食や軽めの昼食、そして3時のおやつや小腹が空いた時などに冷凍庫からさっと取り出して、いつでも簡単に美味しくお召し上がりいただけます。

越智  ありがとうございます。
寺尾  美味しくいただくことができるこのカリットカリーですが、日本カレーパン協会が主催するカレーパングランプリではなんと3年連続金賞を受賞されているそうですね。

越智  おかげさまで、県民の皆さんの協力をいただいて、3年連続いただいています。

寺尾  すごいですね。3年連続その美味しさがお客様から支持されているこのカリットカリーですが、どういったところがこんなにも支持されていると思われますか。

越智  そうですね。弊社はもともとうどん屋をやっていまして、メニューの一つであるカレーうどんの出汁を上手く活かしたことがこのカレーパンの美味しさにつながったと思います。それから県産品のヤマノイモ「やまじ丸」という山芋(つくね芋)を練り込み、伊予美人という里芋を揚げた「ポリポーリ」も加え、外はカリカリ、中はもちもちという風に仕上げましたが、米油が結構ぴったり合ったと思います。

寺尾  愛媛の地元産品が盛りだくさんで、他県では真似のできない、自信を持って県外の方にも召し上がっていただけるカレーパンだと思いますが、作り上げるまでにはご苦労、ご工夫などもあったのでしょうね。

越智  最初は手作りで仕上げていったのですが、注文数が増えるに従って発酵器や練り機などの製造機械を導入して、最終的に冷凍できるまでになりました。おかげさまで全国からご注文をいただけるようになり、とてもありがたく思っています。

寺尾  全国に配送ができる美味しい商品ができあがったということですね。本日のゲストは株式会社別子飴本舗 代表取締役社長 越智秀司さんでした。ありがとうございました。